質量パーセント濃度の求め方を徹底解説!公式の覚え方とテスト頻出対策
ここからは、定期テストや受験で必ず出題される主要な4つの計算パターンについて、具体的な例題と解法ステップを解説します。手元にノートを用意して、手順をなぞりながら解き進めてみてください。
パターン1:基本の食塩水 濃度 計算問題(中学理科レベル)
【例題】水160gに食塩40gを溶かして作った食塩水の質量パーセント濃度を求めなさい。
【解法ステップ】
1. 溶質の質量を確認する:食塩 = 40g
2. 溶液全体の質量を計算する:水160g + 食塩40g = 200g
3. 公式に当てはめて計算する:
$$\text{濃度(%)} = \frac{40}{200} \times 100 = \frac{1}{5} \times 100 = 20\%$$
【正解】20%
パターン2:質量パーセント濃度 水の質量 求め方(逆算パターン)
【例題】質量パーセント濃度が15%の食塩水を300g作りたい。必要な食塩と水の質量はそれぞれ何gか求めなさい。
【解法ステップ】
1. 必要な食塩(溶質)の質量を求める:
$$\text{食塩の質量} = 300\text{g} \times \frac{15}{100} = 45\text{g}$$
2. 必要な水(溶媒)の質量を溶液全体から引き算する:
$$\text{水の質量} = 300\text{g}(全体) - 45\text{g}(食塩) = 255\text{g}$$
【正解】食塩:45g、水:255g
パターン3:質量パーセント濃度 希釈 計算(水を加える・蒸発させる)
【例題】8%の食塩水200gに水を加えて、5%の食塩水を作りたい。加えるべき水の質量は何gか。
【解法ステップ】
希釈問題の鉄則は「水を加えても、含まれる溶質(食塩)の重さは絶対に変わらない」という点に注目することです。
1. もとの食塩水に含まれる食塩の質量を計算:
$$200\text{g} \times \frac{8}{100} = 16\text{g}$$
2. 5%の食塩水において、食塩16gが全体に占める質量(仕上がりの溶液質量)を逆算:
$$\text{仕上がりの溶液質量} = 16\text{g} \div \frac{5}{100} = 16 \times 20 = 320\text{g}$$
3. 増えた分の質量が「加えた水」となる:
$$320\text{g} - 200\text{g} = 120\text{g}$$
【正解】120g
パターン4:質量パーセント濃度 高校化学の壁「密度・モル濃度 変換」
高校化学で多くの受講生が苦戦するのが、質量パーセント濃度とモル濃度(mol/L)の相互変換です。この問題は「溶液1L(=1000mL)」を基準に設定することで機械的に解くことができます。
【例題】市販の濃塩酸(塩化水素 $\text{HCl} = 36.5\text{g/mol}$)は、質量パーセント濃度が36.5%で、密度が $1.20\text{g/cm}^3$ である。この濃塩酸のモル濃度(mol/L)を求めなさい。
【解法ステップ】
1. 溶液1L(1000mL)の重さを出す:
体積 $1000\text{cm}^3 \times \text{密度 } 1.20\text{g/cm}^3 = 1200\text{g}$(溶液1Lの質量)
2. その中に含まれる溶質(HCl)の重さを出す:
$$1200\text{g} \times \frac{36.5}{100} = 438\text{g}$$
3. 溶質の質量を物質量(mol)に変換する:
$$\text{物質量} = \frac{438\text{g}}{36.5\text{g/mol}} = 12.0\text{mol}$$
4. 溶液1L中に12.0molのHClが溶けているため、モル濃度は $12.0\text{mol/L}$ となる。
【正解】12.0 mol/L