2026年、日本の映画興行収入が過去最高更新へ:アニメグローバル化と「体験型上映」が塗り替える最新エンタメ経済学
現在の爆発的な興行収入を裏で支えているのが、熱心なファン層による「リピート鑑賞」の存在だ。同じ作品を5回、10回と劇場で鑑賞するヘビーユーザーの存在なしに、現在の100億円超えヒットは誕生し得ない。
その強力なトリガーとなっているのが、週替わりで配布される豪華な入場者特典である。描き下ろしイラストカードや限定冊子、音声を再現するノベルティなど、ファンの収集欲を刺激する施策が奏功している。だが、こうした手法に対しては「映画本編の魅力ではなく特典で数字を稼いでいるのではないか」という批判も根強い。特典目当ての過熱した周回鑑賞に依存する構造は、興行の健全な姿と言えるのか、業界内でも議論が二分している。