ペンギンの肉はどんな味?「魚臭い牛肉」の真相と捕獲禁止の歴史

ペンギンの肉はどんな味?「魚臭い牛肉」の真相と捕獲禁止の歴史に関する主要な事実を詳しくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

南極大陸を目指した探検家たちにとって、ペンギンは単なる好奇心の対象ではなく、過酷な極地を生き抜くための「絶対に必要な食糧」でした。19世紀後半から20世紀初頭のいわゆる「南極探検の英雄時代」、ロバート・スコット、アーネスト・シャックルトン、ロアール・アムンセンらの隊は、いずれもペンギン肉を常食していました。

当時、長期航海における最大の脅威はビタミンC欠乏によって血管が破壊される「壊血病(かいけつびょう)」でした。缶詰や乾燥食品を中心とした保存食だけではビタミンが補給できず、命を落とす隊員が後を絶たなかった時代において、現地で手に入るペンギンの新鮮な生肉や内臓は、壊血病の発症を劇的に防ぐ特効薬となったのです。

また、ペンギンは陸上に天敵が存在しない環境で進化してきたため、人間を用心深く警戒して逃げることがありませんでした。道具を使わずとも容易に捕獲でき、分厚い脂肪は料理用の油やストーブの燃料としても利用価値が高かったため、極地探検の成否を握るライフラインとして活用されました。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

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