小池百合子のカイロ大卒業疑惑とは?元側近告発と声明文の真相を検証
小池百合子氏のカイロ大学卒業の真相を検証するうえで、最大の物証となるのが小池氏本人が提示している卒業証書および卒業証明書です。小池氏は記者会見や都議会の場において、カイロ大学が発行したとされる文書を公開し、正式な卒業生であると一貫して主張しています。
しかし、アラビア語文書の専門家や調査報道に携わるジャーナリストからは、提示された書類に対して以下のような疑義が投げかけられてきました。
第一に、文書の書式や記載内容の不自然さです。同年代のカイロ大学文学部社会学科の正規卒業生が所持する卒業証書と比較した際、レイアウト、フォント、スタンプの配置、さらには学部名の記載表現に不可解な相違が見られるという指摘が相次ぎました。
第二に、公印とサインの有効性です。提示された証明書にはエジプトの公的スタンプが押されているものの、これが「正規の課程修了」を保証するものなのか、あるいは「何らかの便宜的な手続きによって発行されたペーパー」に過ぎないのかという真偽の境界線が曖昧なままです。小池氏側は「大学側が正式に発行した本物である」との立場を崩していませんが、第三者機関による科学的な原本鑑定などは行われておらず、議論は平行線をたどっています。