西行「願わくば花の下にて春死なん」の意味とは?予言通りの最期と真相
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この和歌の正確な原文表記と下の句を含めた全文は以下の通りです。
【原文】
願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ(新古今和歌集・山家集)
【現代語訳】
「できることなら、春、満開の桜の木の下で死にたいものだ。ちょうどあの旧暦2月15日の満月の頃に。」
歌の構造を見ると、上の句「願はくは(願わくば)花の下にて春死なむ」では、「死なむ」の「む」が強い願望・意志を表しています。古典において「花」といえば桜を指します。そして決定的な意味を持つのが、下の句である「そのきさらぎの望月のころ」です。
「きさらぎ(如月)」は陰暦2月、「望月(もちづき)」は満月、すなわち旧暦2月15日を指しています。この日時こそが、西行がこの歌に込めた最大のメッセージを解き明かす鍵となっています。