シンドラー社は現在どうなった?日本撤退の真相と世界巨頭の全貌
日本国内では「事故を起こして消えた会社」という印象が根強く残っていますが、スイス本社を構えるシンドラーグループ(Schindler Group)のグローバルな現在地は、それとは劇的に異なります。
1874年にスイス中央部のルツェルンで創業したシンドラーは、世界100カ国以上に拠点を持ち、従業員数7万人以上を擁する超巨大グローバル企業です。世界の昇降機業界において、米オーティス(Otis)と激しい首位争いを繰り広げており、フィンランドのコネ(KONE)、ドイツのTKエレベーター(旧ティッセンクルップ)とともに世界4大メジャーの一角を強固に維持しています。その世界シェアは約20%前後に達し、毎日15億人以上の人々が世界中でシンドラーの移動システムを利用しています。
現在のシンドラーグループは、IoTやAIを活用した高度なビル管理システム「Schindler Ahead」や、環境負荷を低減するスマートモビリティ分野に巨額の開発投資を行っています。欧州、北米、中東、東南アジアなどの巨大都市開発プロジェクトでは不可欠な存在であり、連結売上高は1兆円を優に超える極めて健全な優良多国籍企業として成長を続けています。