エアコン隠蔽配管の交換拒絶と後悔の真相!費用相場と水漏れリスク
隠蔽配管の住宅では、最新のエアコンを自由に選べないという深刻な「機種選択の制約」が立ちはだかります。その代表例が、ダイキン工業のフラッグシップモデル「うるさらX(うるるとさららシリーズ)」です。
エアコン隠蔽配管ダイキンうるさらの設置が基本的に不可能とされる理由は、同機が独自の無給水加湿・換気機能を実現するために、通常の「冷媒管2本・連絡電線・ドレンホース」に加えて専用の太い加湿・換気ホース(外径約30mm〜35mm)を室外機と室内機の間で接続する必要があるためです。壁内に埋め込まれた既存の配管スリーブやコンジット(配管保護管)には、この太い特殊ホースを通す空間的余裕がまず残されていません。無理に通そうとすればホースが潰れて機能不全を起こすか、既設の冷媒管を圧迫して損傷させる危険があります。
また、隠蔽配管をそのまま使って新しいエアコンを取り付ける場合、隠蔽配管再利用配管洗浄の工程が必要になることがあります。古いエアコンが旧冷媒(R22や初期のR410A)を使用していた場合、配管内部に残存する古い冷凍機油(鉱物油等)が新しい冷媒(R32)や最新の合成油と化学反応を起こし、スラッジ(ヘドロ状の不純物)を発生させて新設エアコンのコンプレッサーを故障させるリスクがあるためです。高圧窒素ブローや専用洗浄剤を用いたフラッシング作業には専門の技術と特殊機材が必須となり、追加費用が発生する要因となっています。