マイクロプラスチックとは?体内蓄積の真相と人体影響【2026最新】

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ネット上や週刊誌で最も読者の関心を集めているのが、「人間の体内にもプラスチックが蓄積している」という噂の真相です。結論から言えば、人体の血液、肺組織、便、さらには母乳や胎盤からマイクロプラスチックが検出されたという報告は、紛れもない科学的事実です。

転換点となったのは、オランダのアムステルダム自由大学の研究チームが発表した論文でした。被験者の約8割の血液サンプルからペットボトルや包装資材に使われるPET(ポリエチレンテレフタレート)やポリスチレンなどの粒子が確認され、世界中に激震が走りました。さらに2026年から2026年にかけての国際的な医学研究では、心血管疾患患者の頸動脈プラーク(血管のコブ)内部から微小プラスチックが検出され、これらが炎症反応を悪化させて心筋梗塞や脳卒中のリスクと相関している可能性を示唆する臨床データが公表されています。

しかし、ここで冷静に切り分けるべきなのは、「検出されたこと」と「直ちに健康被害を引き起こすこと」は同義ではないという点です。世界保健機関(WHO)や各国の食品安全当局の調査によると、私たちが口から摂取するマイクロプラスチックの大部分(90%以上)は、消化管を吸収されずにそのまま便として体外へ排出されます。問題視されているのは、消化管バリアや血管壁をすり抜けて組織内部へ侵入しうる、1マイクロメートル(0.001ミリメートル)以下の「ナノプラスチック」と呼ばれる極小領域の粒子です。

また、ネット上で頻繁に引用される「人間は毎週クレジットカード1枚分(約5g)のプラスチックを食べている」というオーストラリアの大学による推計は、極端な高濃度曝露を想定した過大評価モデルであるとの学術的批判が相次いでおり、現在ではより現実的な摂取量(週にマイクログラム単位から数ミリグラム程度)への見直しが進んでいます。過度なパニックに陥る必要はありませんが、微小粒子が体内のマクロファージ(免疫細胞)を刺激して慢性的な局所炎症を引き起こしたり、プラスチック添加剤(フタル酸エステルや難燃剤など)が内分泌攪乱物質として働く潜在的リスクについては、世界中の研究機関で長期追跡調査が継続されています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。