エプスタインのカニバリズム疑惑は真実か?公開文書と噂の真相
事件の首謀者であるジェフリー・エプスタインは、ヘッジファンドの運用などで巨万の富を築き、政界、学術界、王室、ハリウッドに至る国際的なエリート層と深い親交を持っていた実業家です。しかしその豪奢な生活の裏側で、長年にわたり未成年の少女たちを自らの邸宅やプライベートアイランドに集め、組織的な性的搾取を行っていた事実が明るみに出ました。
特にカリブ海に位置する米領バージン諸島の私有地「リトル・セント・ジェームズ島(通称:エプスタイン島)」は、外部からのアクセスが遮断された特権階級の隠れ家として機能していました。2008年にフロリダ州で売春勧誘罪により一度有罪判決を受けたものの、司法取引によって極めて軽い刑期で釈放。この不可解な寛刑が世論の強い批判を浴び、2019年7月に米連邦検察によって人身取引容疑で再逮捕されるに至りました。
しかし、エプスタインの逮捕と死亡の謎は、事件の全容解明を大きく阻むことになります。再逮捕からわずか1か月後の2019年8月10日、ニューヨークの厳重警戒拘置所の独房内でエプスタインが首を吊って死亡しているのが発見されました。検視当局は自殺と断定したものの、当夜の看守の不審な行動や監視カメラの録画不備などが重なり、世界中で「口封じのために暗殺されたのではないか」という疑念が渦巻く契機となったのです。