エンカウンターとは何か?心理教育の現場で使われる本質と2026年最新事情

エンカウンターとは何か?心理教育の現場で使われる本質と2026年最新事情の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

エンカウンターは大きく「構成的グループエンカウンター」と「非構成的グループエンカウンター(ベーシック・エンカウンター)」の2種類に分かれる。目的や対象者、時間的制約によって使い分けることが重要だ。

項目構成的グループエンカウンター(SGE)非構成的グループエンカウンター編集部の見解・評価実施時間の目安1回45〜90分程度(学校の授業1〜2コマ)数時間〜数日間の合宿形式が中心導入しやすさでSGEに分があるファシリテーターの役割リーダーがエクササイズを指示し、進行を統制するファシリテーターは見守り役に徹し、参加者の自発的な関わりを促すSGEは研修を積んだ教員でも実践可能な設計主な目的自己理解・他者理解・仲間意識の醸成・学級集団の凝集性向上深い自己探求・感情の解放・本音の対人関係の再構築対象者の成熟度に応じた選定が必要エクササイズの例「私は誰でしょう」「二者択一」「共同絵画」「トラストフォール」など特定の課題は設けず、その場で生起する感情や関係性に焦点を当てるSGEのエクササイズは書籍や研修会で多く紹介されている

構成的グループエンカウンターの基本的な流れは、「導入(ウォーミングアップ)」「エクササイズ(課題の実施)」「シェアリング(振り返りと分かち合い)」の3段階で構成される。特に「シェアリング」が最も重要で、ここで「いま、どんな気持ちだったか」「どんなことを考えたか」を参加者同士で言葉にする。このプロセスを通じて、自分の感情に気づき、他者の感じ方の違いを受け入れる力が育まれる。心理学的には、これはロジャーズの提唱した「体験過程(experiencing)」に相当する概念であり、単なるゲームやレクリエーションとは一線を画す所以だ。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。