富士山は何県?静岡と山梨の県境論争の真相と山頂の驚くべき所有権

富士山は何県?静岡と山梨の県境論争の真相と山頂の驚くべき所有権の疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。

富士山を語る上で欠かせないのが、静岡県側から見た「表富士」と、山梨県側から見た「裏富士」の景観・文化的な違いです。かつて江戸時代、江戸(東京)から見て手前側になる山梨方面を裏、太平洋側を望む駿河方面を表と呼んだ名残ですが、現代ではそれぞれに唯一無二の魅力があります。

比較項目静岡県側(表富士)山梨県側(裏富士)編集部の見解・分析山容・景観の形状右側に「宝永山(宝永火口)」のくびれがあり、荒々しくダイナミックな山容左右対称に広がる美しい裾野(コニーデ型)が際立つ完璧な円錐形芸術作品やお札に描かれる「典型的な富士山」の構図は山梨側からの眺望が多い主要な登山ルート富士宮口、御殿場口、須走口(全4ルート中3ルートを擁する)吉田口(登山者全体の約6割が集中する最多人気ルート)ルートの多様性は静岡、山小屋や救護所などインフラの充実度は山梨(吉田口)が優勢眺望・ロケーション駿河湾や太平洋の海原、茶畑と富士山のコントラスト富士五湖の水面に映る「逆さ富士」や、新倉山浅間公園の五重塔との絶景「海と山」の雄大さを楽しむなら静岡、「湖と山」の静謐な絵画美なら山梨最高地点(剣ヶ峰)標高3,776mの日本最高地点「剣ヶ峰」は静岡県側の火口縁に位置火口を挟んで対岸の白山岳(標高3,756m)方面に面する「日本一高い場所を踏みたい」という登頂証明を最優先するなら静岡側ルートが至近
山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。