イタリアマフィア現在の真実|4大組織の勢力図と壊滅しない驚きの構造

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一口に「イタリアマフィア」と総称されますが、その実態は発祥地域、組織構造、ビジネスモデルが全く異なる複数の独立組織です。現在のイタリア裏社会は、主に南部の各州に根を張る「4大組織」によって牛耳られています。その勢力図は、20世紀後半の勢力関係から劇的に塗り替えられました。

組織名(本拠地)推定構成員・年間収益主要な資金源と手口危険度・現状の評価ンドランゲタ
(カラブリア州)約1万人
推定500億ユーロ(約8兆円)欧州全域のコカイン独占輸入、武器密輸、マネーロンダリング世界最強の麻薬カルテル。血縁結束が極めて固く当局の潜入を許さないコーサ・ノストラ
(シチリア島)約4,000人(約180グループ)
推定100億ユーロ前後公共工事入札、農業・風力発電補助金詐取、伝統的恐喝ボス逮捕でピラミッド型統制が崩壊。地方分散型の利権集団へ変容カモッラ
(カンパニア州ナポリ)約5,000人
推定150億〜200億ユーロ偽ブランド品密造、産業廃棄物不法投棄、末端薬物密売中央指導部を持たぬ群雄割拠。若年層ギャングの抗争が局所的に頻発サクラ・コローナ・ウニータ
(プーリア州)約1,500〜2,000人
推定20億〜30億ユーロバルカン半島経由の密入国手引き、煙草密輸、観光業浸透アドリア海沿岸の地理的利点を生かした越境物流ハブとして機能

突出した強さを誇るのが、カラブリア州の山岳地帯に本拠を置くンドランゲタです。彼らは南米コロンビアの生産者カルテルと直接太いパイプを築き、ロッテルダムやアントワープといった北欧のメガ港湾からコンテナ単位でコカインを欧州全土へ密輸しています。イタリア4大組織の勢力図において、ンドランゲタの年間総収入は名門自動車メーカーの売上高にも匹敵すると推計されており、ドイツ、スイス、オーストラリア、カナダにまでその地下銀行ネットワークを拡大させています。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。