Nhkと一橋大が挑む「日本経済の未踏シミュレーション」――共同プロジェクトが暴く2030年のリアル
理系の技術力だけでは、社会の複雑なダイナミズムは解き明かせない。そこで白羽の矢が立ったのが、一橋大学だ。伝統的に経済学・商学・社会学の分野で日本を牽引してきた同大学には、数理モデルを現実の社会制度に落とし込む高度な知見がある。
単なる数式の計算ではない。人々の暮らし、労働環境、そして幸福度といった「数字に表れにくい価値」をどう経済モデルに組み込むか。この難題に対して、一橋の俊英たちが導き出した答えが、今回のシミュレーターの核となっている。