Win5全通り買いの破壊力!最高6億円の裏に潜む回収率の罠

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まず直面するのが、途方もない購入コストの壁だ。仮にWIN5の対象5レースがすべてフルゲート18頭立てだった場合、組み合わせの総数は「18×18×18×18×18」で188万9,568点に達する。馬券は1点100円のため、必要資金は実に1億8,895万6,800円。現実の開催では14頭立てや16頭立てが混ざるため平均すれば数十万点規模に落ち着くことが多いが、それでも1レースあたり4,000万円から1億円超のキャッシュが一瞬で吹き飛ぶ計算になる。

問題はここからだ。1億円以上を投じて全通りをカバーしたとしても、得られる払戻金がそれを上回らなければ大赤字に終わる。WIN5の払戻率は70パーセントに設定されており、残る30パーセントはJRAの控除(テラ銭)となる。つまり、理論上の平均回収率は投じた金額の7割に過ぎない。上位人気馬が順当に勝ち上がった平穏な回では、的中しても払戻金が数十万円から数百万円程度にとどまるケースが日常茶飯事だ。1億円を投じて500万円しか返ってこない――そんな悲惨な結果が統計上、最も高確率で発生する。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。