「新横浜の最終章」の真相とは?再開発ラッシュと資産価値の今を追う
街の行く末を語る文脈で突如として浮上した「新横浜の最終章」というキーワード。結論から言えば、この言葉の背後にあるのは衰退への警戒感ではない。相鉄・東急直通線の開業を皮切りに一気に加速した新横浜再開発がクライマックス(集大成)を迎えたことを表現した業界用語およびネットスラングだ。
新横浜最終章の理由として挙げられる決定的な要素は主に3点ある。第1に、駅北口エリアにおいて大規模開発が可能な一等地がほぼ底をついた点だ。オフィスやホテル、商業施設がひしめくエリアにおいて、長年残されていた未利用地や低層建築物の集約が完了しつつある。
第2に、新線開通に合わせて計画されていた新横浜駅前整備計画の骨格がほぼ仕上がったこと。そして第3に、都市の性格が「ビジネスと観光の拠点」から「都心直結のハイクラスな居住拠点」へとアップデートを完了させた点にある。都市のグランドデザインがひとつの到達点を迎えたからこそ、関係者の間で「新横浜の最終章」と表現されている。