脱・スーツ依存の全貌!紳士服大手4社が仕掛ける生き残り戦略
既製服スーツの需要が減退する一方で、興味深い逆行現象も起きている。自分だけの一着を求めるオーダースーツ市場の堅調な拡大だ。量から質へのシフトが進むなか、大手各社も低価格かつ短納期で仕立てられるデジタルオーダーシステムを導入し、若年層の取り込みを競っている。
取材に応じた都内店舗の店長は、「普段着としてのスーツは売れなくなったが、勝負服やブライダル、特別な日のための一着として注文されるお客様はむしろ増えている」と明かす。着る回数が減ったからこそ、一着に対するこだわりが強まるという消費心理の深化がうかがえる。