年間8万人が消える日本の現実 警察統計と現場が明かす失踪の真相
一方で、10代から20代の若年層における行方不明は、まったく異なるアプローチで見えない暗部へと広がっている。SNS上で「神待ち」や「家出願望」を口にする若者に対し、悪質な第三者が手を差し伸べるケースが後を絶たない。インターネットを通じてあっけなく足取りが消える現象だ。
Yahoo!ニュースなどのデジタルメディアで話題を集める行方不明事案はほんの一握りに過ぎない。刺激的な社会派ニュースや事件性の高い案件ばかりが大きく取り上げられる反面、日常的に発生する大半の失踪は既存の報道・ジャーナリズムの視線からはこぼれ落ちていく。沈黙のなかで消えていく若者たちのSOSをどう拾い上げるかが問われている。