タダで家が貰える?「みんなの0円物件」の罠とからくりを徹底調査

タダで家が貰える?「みんなの0円物件」の罠とからくりを徹底調査の背景について、最新情報を詳しくお届けします。

「0円物件」を手に入れる際、物件自体の代金は0円ですが、法的手続きや税金などの隠れた諸費用が必ず発生します。契約前に把握しておくべき主な支出は以下の通りです。

1. 贈与税(みなし贈与)
対価を支払わずに不動産を取得した場合、税務上は「贈与」とみなされます。土地や建物の固定資産税評価額に基づいて計算され、基礎控除(年間110万円)を超える部分に対して課税されます。評価額が極端に低い山林やボロボロの古民家であれば無税で済むこともありますが、事前に評価証明書での確認が必須です。

2. 所有権移転登記費用と登録免許税
名義変更を行うための登録免許税は、贈与の場合「固定資産税評価額の2.0%」がかかります(相続時の0.4%や一般的な売買の軽減税率に比べて割高です)。手続きを司法書士に依頼する場合は、報酬として5万〜10万円前後が加算されます。

3. プラットフォームの利用手数料
「みんなの0円物件」では、基本的なマッチングのみを行う「基本プラン」は掲載料・手数料ともに無料ですが、契約書の作成代行や登記手続きサポートを含む有料プラン(おまかせプラン等)を利用する場合は、所定の手数料が発生します。

4. 解体費用・残置物撤去費用・修繕費
住居として利用する場合、最も重い負担となるのが修繕コストです。水回りの刷新や雨漏り修繕で数百万円、仮に倒壊寸前で建て替えるための建物の解体費用となれば、木造家屋でも150万〜300万円前後の出費を覚悟しなければなりません。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。