Jx金属Ipo後の現在地:半導体バブル継続と銅相場変動がもたらす「真の適正株価」と投資家の見極めどころ
旧来の石油資源開発・製錬ビジネスのイメージから脱却し、高付加価値な先端素材メーカーへの変貌をアピールしてきた同社。上場以降、市場が最も注視しているのは「資本効率の改善」と「事業ポートフォリオの再編スピード」だ。
従来の資源製錬事業は、銅のロンドン金属取引所(LME)価格や為替相場に業績が大きく左右される課題を抱えていた。しかし、現在の事業構造では半導体製造装置向けを中心とする「金属加工・高機能材料事業」の利益貢献度が急上昇している。市場が買い価値を認めるかどうかは、資源価格の波を吸収できる高粗利ビジネスの比率をどこまで高められるかにかかっている。