新名神6人死亡事故の身元判明と真相|警察発表と公判記録が暴く悲劇
事故が発生したのは、新名神高速道路上り線の亀山JCTから鈴鹿PAへ向かう区間です。当時、現場周辺では合流や交通集中による自然渋滞が発生しており、被害に遭った乗用車列はハザードランプを点灯させて減速、または完全に停止していました。
そこへ、広島県安芸高田市の元トラック運転手・水谷水都代被告(54)が運転する大型トラックが、ほぼ減速することなく時速80キロ以上の速度を維持したまま突入しました。後続車両のドライブレコーダーや現場に残されたタイヤ痕の調査から、ブレーキペダルが直前まで踏まれていなかった事実が高速道路警察隊の実況見分で明らかになっています。
この追突事故により、新名神高速道路は亀山JCTから四日市JCTにかけての広範囲で約14時間に及ぶ大規模な通行止め規制が敷かれました。事故処理や路面の復旧作業、遺留品の回収が深夜まで続けられ、中京圏から関西圏を結ぶ物流の大動脈は完全に麻痺。当時、リアルタイムの渋滞情報は東名阪自動車道や名阪国道への迂回車両で数十キロに達する大混乱を記録しました。