飯島愛とエイズの噂に迫る|公式死因とHiv啓発に捧げた真実
2008年12月24日、東京都渋谷区桜丘町にある自宅マンションの一室で、飯島愛さん(本名:大久保松恵さん、当時36歳)が倒れているのが発見されました。連絡が取れないことを心配した親族と管理人が部屋に入ったところ、リビングで息を引き取っている姿が確認されたのです。死亡推定日は発見から約1週間前の2008年12月17日と診断されました。
第一報が流れた直後、メディアやインターネット上では様々な憶測が飛び交いました。とりわけ強く囁かれたのが「エイズによる衰弱死ではないか」という説です。しかし、この噂は客観的証拠によって完全に否定されています。
警視庁渋谷署が実施した行政解剖および専門機関による詳細な病理検査の結果、2009年2月4日に公表された正式な死因は「肺炎」でした。解剖時には薬物検査や各種ウイルス検査を含む厳密なスクリーニングが行われており、エイズ発症による多臓器不全や特有の日和見感染症ではなく、急性肺炎の悪化によって命を落としたことが科学的に証明されています。
一人暮らしの密閉された空間で体調が急変し、助けを呼ぶことができないまま重篤化した孤独死の悲劇が、センセーショナリズムを求める一部のメディアやネット言説によって歪められ、「エイズ説」へとすり替えられてしまったのが実態です。