まだ着られるは勘違い?肌着の本当の寿命と見逃せない限界サイン
国内の日常着を牽引するユニクロの機能性インナーも例外ではない。吸湿発熱を担う「ヒートテック」は、レーヨンとアクリル、ポリウレタンなどを絶妙なバランスで編み立てているが、着用と洗濯を重ねることでポリウレタンが脆化し、熱を保持する空気層が潰れてしまう。「昔ほど暖かく感じない」と感じた瞬間が、まさに買い替えの合図だ。
極細繊維で汗を拡散する「エアリズム」も同様に、繊維の細さゆえに皮脂汚れを抱え込みやすく、劣化するとサラサラとした肌離れの良さが失われていく。一方で、肌着の老舗であるグンゼ株式会社の製品に見られるカットオフ(切りっぱなし)技術や上質な綿インナーでも、裾や首周りの波打ち、生地のゴワつきが明確なリミットを示す。トップブランドのハイテク素材だからこそ、機能の賞味期限には敏感でありたい。