まだ着られるは勘違い?肌着の本当の寿命と見逃せない限界サイン

まだ着られるは勘違い?肌着の本当の寿命と見逃せない限界サインについて専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。

国内の日常着を牽引するユニクロの機能性インナーも例外ではない。吸湿発熱を担う「ヒートテック」は、レーヨンとアクリル、ポリウレタンなどを絶妙なバランスで編み立てているが、着用と洗濯を重ねることでポリウレタンが脆化し、熱を保持する空気層が潰れてしまう。「昔ほど暖かく感じない」と感じた瞬間が、まさに買い替えの合図だ。

極細繊維で汗を拡散する「エアリズム」も同様に、繊維の細さゆえに皮脂汚れを抱え込みやすく、劣化するとサラサラとした肌離れの良さが失われていく。一方で、肌着の老舗であるグンゼ株式会社の製品に見られるカットオフ(切りっぱなし)技術や上質な綿インナーでも、裾や首周りの波打ち、生地のゴワつきが明確なリミットを示す。トップブランドのハイテク素材だからこそ、機能の賞味期限には敏感でありたい。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。