屋台の香ばしさを完全再現!絶品イカ焼きのタレ黄金比率と隠し味
どれほどタレが完璧でも、素材の扱いを誤れば台無しになる。日本料理界屈指の料理人として知られる笠原将弘氏も、イカの火入れに関しては常に繊細なコントロールを説く。火を入れすぎればゴムのように硬くなり、弱すぎれば水っぽくなってタレが絡まない。素材には肉厚で加熱しても縮みにくいスルメイカが最適だ。
下処理の段階で格子状に細かく隠し包丁を入れておくこと。このひと手間で繊維が断ち切られ、驚くほど歯切れが良くなるだけでなく、表面積が増えてタレが驚異的に絡みつく。さらに、日本料理の伝統的な技法である「幽庵焼き」の発想を取り入れ、焼く前に数分だけ酒と醤油を合わせた下味にくぐらせておくことで、イカ自体の水分流出を防ぎ、ふっくらジューシーな食感が保たれる。