間質性肺炎で急逝した芸能人たち|八代亜紀さんの急変と病魔の真相
芸能界や文化界において、間質性肺炎やその代表格である特発性肺線維症(IPF)によって命を落とした著名人は数多く存在します。公表されている主な訃報と闘病の経過を振り返ると、この病気の持つ恐ろしい進行スピードと年齢層の広さが浮き彫りになります。
長年『笑点』の司会として親しまれた落語家の桂歌丸さんは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)とともに間質性肺炎を患い、酸素吸入器を装着しながら高座に上がり続けましたが、2018年に81歳で亡くなりました。また、映画監督の大島渚さんや俳優の上原謙さん、作詞家の星野哲郎さんなど、日本のカルチャーを牽引した名だたる重鎮たちがこの病によって旅立っています。
間質性肺炎による死亡年齢を見ると、60代後半から80代のシニア層に集中している傾向があります。しかし、基礎疾患に膠原病がある場合などは、50代やそれ以下の若さで急激に発症・悪化するケースも珍しくありません。患者本人が「ただの加齢による息切れ」や「長引く風邪」と思い込んでいる間に肺の線維化が不可逆的に進み、ある日突然ステージが暗転してしまう点が、この病の残酷な特徴です。