地震前後の頭痛は前兆なのか?自律神経と気圧の医学的真相に迫る
地震による頭痛や体調悪化に対しては、我慢せずに適切な医薬品やセルフケアを早期に導入することが重症化を防ぐ鉄則です。
地震酔いやめまい、それに伴う吐き気には、市販の抗ヒスタミン成分を配合した酔い止め薬(トラベルミンやアネロンなど)が極めて高い効果を発揮します。内耳の興奮を直接鎮静化させるため、初期段階での服用が推奨されます。
また、体内の水分バランスを整え、気圧変動による頭痛を和らげる漢方薬の五苓散(ごれいさん)も非常に有効です。むくみや頭重感を解消する作用があり、副作用が少ないため常備薬として適しています。激しい頭痛にはロキソプロフェンやイブプロフェンなどの消炎鎮痛薬が一時的な痛みを遮断しますが、連用による薬物乱用頭痛には注意が必要です。
薬と併せて不可欠なのが、地震後ストレスの緩和です。テレビの被災映像やSNSの悲痛な叫びを長時間見続けると「共感疲労」を起こし、脳が持続的なパニック状態に陥ります。定期的にスマートフォンから離れるデジタルデトックスの時間を設け、耳を温めるマッサージなどで血流を促進させることが回復の近道です。