ダルビッシュ有の現在地!不惑を迎える怪物の肉体進化と去就の真相
直球のスピードだけに頼らない投球術の深さも、ダルビッシュが生き残る決定的な要因だ。持ち球はスライダー、カットボール、カーブ、スプリット、ツーシーム、シンカーなど多岐にわたり、握りや軌道の違いを含めれば10種類以上にも及ぶ。さらに、近年はバイオメカニクス(生体力学)やトラッキングデータを駆使し、ボールの回転軸や変化量を科学的にコントロールしている。
打者の狙い球を外し、タイミングを狂わせる配球の妙。加齢によって肉体の出力がわずかに変化しても、球種ごとのコンビネーションを変えることで打者を圧倒する。技術の引き出しが無限にあるからこそ、年齢の壁を軽々と飛び越えていけるのだ。