完全民営化から2年、商工中金の「ヤバすぎる」変貌と中小企業融資のリアル:元職員と現役が明かす本音と危機感
もちろん、悲観的なシナリオばかりではない。完全民営化によって、これまでの政府系金融機関としての法的な縛りから解放されたというメリットもある。自由な新規事業への参入や、柔軟な組織改編が可能になったのだ。実際に、スタートアップ支援やDXコンサルティングなど、新たな領域での成功事例も芽生え始めている。
生き残りの鍵は、かつての「中小企業支援」というアイデンティティを保ちつつ、いかに独自の付加価値を提供できるかにある。単なる金貸し業から脱却し、企業の成長パートナーとしての地位を確立できれば、現在の混乱は一時的な「産みの苦しみ」として歴史に刻まれることになるだろう。