井手上漠の現在と性別の真相|生い立ちから最新の活躍まで徹底解説
井手上漠のバックボーンを語る上で欠かせないのが、島根県隠岐郡海士町(中ノ島)という人口2,000人強の離島で過ごした幼少期から思春期にかけての原体験です。
幼少期から可愛いものやメイク、ヘアアレンジに自然と惹かれていた井手上漠は、小学校高学年の頃、周囲の男子児童との違いから「変だ」「気持ち悪い」と心ない言葉を浴びせられる経験をしました。自著フォトエッセイ『normal?』や過去の特番インタビューで語られた手記によると、一時期は周囲に合わせようと無理をして髪を短く切り、男子の輪に入ろうとしたものの、耐え難い自己否定と息苦しさに襲われたと明かしています。
転機となったのは、シングルマザーとして育ててくれた母親の存在でした。ふさぎ込む我が子に対し、母は「漠は漠のままでいいんだよ。それが漠なんだから」と抱きしめ、ありのままの個性を全肯定しました。この言葉が強固な精神的支柱となり、2017年(中学3年時)には「第39回少年の主張全国大会」へ出場。自身の体験を綴った主張作文「カラフル」で見事に文部科学大臣賞を受賞しました。
翌2018年、高校1年時に出場した「第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」では、従来の男性像を鮮やかに覆すセルフプロデュースを披露し「DDセルフプロデュース賞」を受賞。島根の小さな離島から発信された「自分らしく生きる」というメッセージは、瞬く間に全国へと届くこととなりました。