「イケオジ」の限界突破。世界がひれ伏す日本の60代実力派俳優たち、その「渋さ」の正体
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数年前までメディアを賑わせた「イケオジ」という記号的な言葉は、すでに過去のものとなりつつある。単に「若々しくてカッコいいおじさん」を愛でる消費の仕方は終わりを迎えた。今、求められているのは、もっと泥臭く、不完全で、しかし圧倒的に人間臭いシニアのリアルだ。
完璧に整えられた外見よりも、どこか哀愁を漂わせ、弱さや狡ささえも隠さないキャラクター。それを演じきれるのが、昭和から平成、そして令和の激変期を生き抜いてきた60代の役者たちである。彼らがスクリーンで見せる「衰え」や「迷い」は、超高齢化社会を迎えた日本、そして同じく成熟期に入った先進国の観客にとって、鏡のような共感をもたらす。