自宅で極上白濁!牛骨スープの作り方と臭みをゼロにする下処理の極意

自宅で極上白濁!牛骨スープの作り方と臭みをゼロにする下処理の極意の最新情報を解説します。専門的な知識が詰まっています。

下処理を完璧に終えたら、いよいよ本炊きの工程に入ります。ここで知っておくべきは、目指すスープの仕上がりによって火加減と煮込み時間の物理現象が全く異なるという事実です。

黄金色に澄んだスープ(清湯)を作りたい場合は「ポコポコと小さな気泡が出る程度の極弱火」を保ちますが、クリーミーで濃厚な白濁スープ(白湯)を目指す場合は、「強火による対流」が絶対条件となります。

骨に含まれる不溶性のコラーゲンは、熱によって水溶性のゼラチンへと変化します。沸騰した湯の激しい対流によって、骨から溶け出したゼラチンと微細な油滴が激しく衝突し、水と油が混ざり合う「乳化(エマルション)」が起こることで、スープは目を見張るような乳白色へと変化します。

【本格白濁牛骨スープの仕込み手順】

1. 綺麗に洗った牛骨1〜1.5kgに対し、水4〜5リットルを寸胴鍋に入れます。
2. 強火にかけ、沸騰したら中強火に落として常にボコボコと表面が波打つ火加減を維持します。
3. 水分が蒸発して骨が水面から顔を出したら、その都度差し水(熱湯が理想)を足して常に骨が浸かる水量を保ちます。
4. 煮込み時間は最低6時間、名店のコクを目指すなら8〜10時間がベストです。
5. 煮込み終了の1時間前に、長ネギの青い部分2本分、潰したニンニク4〜5片、生姜スライス1片、玉ねぎ1/2個を投入します。最初から香味野菜を入れると煮崩れてスープが濁り、酸味の原因になるため、必ず終盤に加えるのが牛骨だし取りのプロのコツです。
6. 目の細かいザルにキッチンペーパーやネル生地を敷き、静かに濾せば、極上の本格牛骨スープの完成です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。