旧東海道ルートをGoogleマップで歩く!難所と消滅区間の完全攻略
街道踏破を成功させるためには、精神論ではなく徹底した数字の把握が不可欠です。国土交通省が公表する街道資料や、数多くの完歩者の実測ログを分析すると、日本橋から三条大橋までの所要日数や必要予算の客観的な相場が浮き彫りになります。
まず押さえるべきは、全53の宿場をつなぐスケール感です。旧東海道五十三次宿場町一覧を俯瞰すると、宿場間の距離は最短で2キロ未満(日坂〜掛川など)から、最長で10キロ以上(小田原〜箱根など)まで大きな偏りがあります。これを現代の一般成人(1日平均25〜30キロ歩行)が踏破する場合、旧東海道日本橋から京都三条大橋の日数は「全行程通し歩き」で16日〜20日間、悪天候時の休養日(予備日)を含めると実質18日〜22日間が標準的な所要日数です。
以下の比較表は、街道歩きの主要な3つの実行スタイルについて、費用・日程・身体的負荷などの詳細数値をまとめたものです。
金銭面において重要なのが、旧東海道歩き旅の費用と宿泊先評判です。東海道沿線はビジネスホテルやシティホテルが豊富に見えますが、それは新幹線駅や主要ターミナル周辺に限られます。江戸時代の宿場町の中には、現代では宿泊施設が皆無に近いエリア(山東京王宿、由比宿、丸子宿周辺など)も多く、宿場を通り過ぎて隣接する大きな駅まで電車で一時離脱するか、1日の終着点をホテルが存在する宿場(小田原、三島、静岡、掛川、浜松、豊橋など)に厳密に合わせる行程設計が求められます。直前予約では満室や価格高騰に直面するため、最低でも数日前の事前手配が予算管理の生命線となります。