涙袋ヒアルロン酸失敗の真相!ナメクジ化の理由と後悔しない修正法
涙袋のボリュームを出そうとした結果、いわゆる「ナメクジ目」と呼ばれる異様な段差やたるみが生じる背景には、明確な解剖学的理由が存在します。涙袋ヒアルロン酸ナメクジ化の理由を紐解くと、主に「注入層の誤認」と「注入量の暴走」という2つの過誤に集約されます。
本来の涙袋は、下まぶたの縁にある眼輪筋(がんりんきん)が笑った際に収縮してできる筋肉の隆起です。自然な涙袋を形成するには、眼輪筋の直下または筋層内に微量ずつ均一に注入しなければなりません。しかし、技術や経験が浅い施術者が皮膚の直下(皮下浅層)に注入してしまうと、ヒアルロン酸が筋肉の動きと連動せず、無表情のときでも下まぶた全体が平坦に膨れ上がってしまいます。
さらに見逃せないのが、涙袋ヒアルロン酸入れすぎの対処法を知らないまま許容量を超えて注入してしまう問題です。下まぶたの皮膚許容量は左右それぞれ0.1〜0.3ml程度が限界とされています。これを超える量を一度に押し込むと、ヒアルロン酸が重力と瞬きの圧力に耐えきれず下垂し、下まぶたの溝(ゴルジ線や目袋)へと拡散。結果として涙袋ではなく「重度のクマやたるみ」に見えるたるみ型ナメクジ化が完成してしまいます。
また、術後数日間に見られる涙袋ヒアルロン酸の腫れとダウンタイムを失敗と混同してしまうケースも少なくありません。施術直後から2〜3日は麻酔液や針の刺激による浮腫(むくみ)が出やすく、一時的に過剰に見えることがあります。ただし、術後2週間が経過してもパンパンに張った状態が改善しない場合は、明らかなオーバーフィル(過剰注入)と判断すべきです。