なぜ池袋 Live Inn Rosaは再燃したのか?再開発に抗う地下聖域の真相
池袋西口の歓楽街でひときわ異彩を放つロサ会館。映画館、ボウリング場、ゲームセンターが立体迷路のように積み重なったこの雑居ビルの地下2階に、ライブインロサはある。1970年代後半のオープン以来、東京のアングラカルチャーの変遷を地下深くで見守り続けてきた。
壁という壁に刻まれた無数の傷とステッカーの残骸。それは、この場所を踏み台にして羽ばたいていった無名の表現者たちの爪痕だ。メジャーで名を馳せる大物バンドから、結成したばかりの高校生バンドまで、等しくこのステージに立ち、同じ天井を見上げてきた。歴史の重みはある。だが、敷居の高さは微塵もない。その懐の深さこそが、このハコが半世紀近く愛され続けている最大の理由だろう。