常総カントリークラブ閉鎖の真相と跡地の今|メガソーラー転換の衝撃

常総カントリークラブ閉鎖の真相と跡地の今|メガソーラー転換の衝撃の要点や背景を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

営業終了後、かつて美しいアンジュレーションを描いていたコース跡地はどうなったのか。衛星写真や現地の最新状況を確認すると、そこには往時の面影を完全に覆い隠すほどの広大なメガソーラー(大規模太陽光発電所)が広がっています。

丘陵地を活かして配置されていた18ホールは、木々が伐採され平坦に造成し直された区画ごとに、無数のソーラーパネルが整然と敷き詰められています。かつてクラブハウスが建っていた一角やカート道の名残は管理用通路へと転用され、周囲には部外者の立ち入りを厳格に阻む防護フェンスと監視カメラが設置されています。

なぜ、ゴルフ場跡地がこれほど急速に太陽光発電施設へと変貌を遂げたのか。その理由は、固定価格買取制度(FIT制度)が創設された際、事業会社や海外系投資ファンドにとって閉鎖ゴルフ場が「理想的な開発適地」だったからです。ゴルフ場用地は、広大な面積が一括で確保できる上に日照を遮る高層建造物が周囲になく、すでに高圧電力を引き込むための送電網(系統連系)のキャパシティが近隣に確保されているケースが多かったためです。

かつて芝生を育むために降り注いでいた太陽光は、いまや年間数千万キロワット時規模のクリーン電力を生み出すエネルギー源へと役割を変え、首都圏の電力供給を支えるインフラとして稼働を続けています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。