なぜ消えない?小鼻の赤みの治し方を徹底解説!皮膚科学の根本リセット術
鼻の溝、いわゆる鼻翼基部(びよくきぶ)は、顔のなかでも極めて特殊な環境に置かれています。皮脂腺の密度が異常に高い一方で、皮膚が薄く、常に摩擦に晒されやすい窪み構造。ここに居座る赤みの正体は、大きく分けて3つ存在します。
第1の原因は「脂漏性皮膚炎」です。肌の常在菌であるマラセチア真菌が過剰に分泌された皮脂を分解し、その過程で生じる遊離脂肪酸が強烈な刺激となって微小炎症を引き起こします。赤みだけでなく、黄色っぽい細かいフケのような角質が小鼻のキワにへばりついているなら、十中八九このパターンです。これは菌の異常増殖によるトラブルであり、単なる保湿クリームでは決して治りません。
第2は「毛細血管拡張症(酒さを含む)」です。皮膚の奥深くに張り巡らされた毛細血管が何らかの刺激で拡張し、血液が透けて見えている状態を指します。冬の寒暖差、アルコール、辛い食べ物、あるいは長年の擦りすぎによって血管の弾力性が失われ、開きっぱなしのゴム紐のようになってしまっているのです。皮膚の炎症というより「血管の器質的な問題」であるため、一般的なスキンケア化粧品では太刀打ちできません。
そして第3が「慢性的なバリア破壊と物理刺激」です。花粉症シーズンに鼻をかみ続けること、毎日のクレンジングで小鼻をクルクルと力を込めて擦ること、あるいは毛穴パックを乱用すること。角層を剥がし取られた肌は常に軽度の擦過傷を負っている状態となり、防御反応として毛細血管を呼び寄せ、赤みを定着させてしまいます。