サイドブレーキとは?パーキングとの違いや仕組み・故障リスクを徹底検証
Q1:サイドブレーキを少し引いたまま数キロ走ってしまいました。すぐに点検を受けるべきですか?
A1:後輪ホイール周辺から異臭(焦げ臭いにおい)や発煙が確認された場合、あるいはフットブレーキを踏んだ際にスポンジを踏むようなフワフワした感触がある場合は、直ちに走行を中止して整備工場へレッカー搬送または点検を依頼してください。ブレーキフルードの劣化(気泡混入)やパッドの炭化が起きていると、突如ブレーキが効かなくなる極めて危険な状態に陥ります。異臭がなくホイールの熱も引いている場合でも、ブレーキライニングの早期摩耗が疑われるため、早めのプロによる残量点検を強く推奨します。
Q2:電動パーキングブレーキ(EPB)の車でバッテリーが上がった場合、車輪のロックは解除できますか?
A2:EPBは電気モーターでピストンを固定しているため、バッテリーが完全に放電(ジャンピングスタートもできない状態)すると、スイッチ操作による解除は一切受け付けなくなります。車輪がロックされた状態のまま無理に牽引すると駆動系やタイヤを激しく破損します。緊急時はブースターケーブル等で外部から一時給電して解除するか、ジャッキアップしてキャリパー裏のモーターを取り外し、専用の特殊工具(トルクスレンチ等)を用いて手動でスピンドルシャフトを回して強制解除する専門作業が必要です。
Q3:信号待ちで「オートブレーキホールド」を使っている時、サイドブレーキがかかっているのですか?
A3:通常の信号待ち停車時におけるブレーキホールドは、パーキングブレーキではなく「主ブレーキ(フットブレーキ)の油圧系統」をESCユニットが自動的に保持しています。ただし、停車時間が数分以上(車種により約3分〜10分)に及んだ場合や、運転席シートベルトを外した瞬間、ドアを開けた場合には、安全対策のフェイルセーフとして自動的に油圧保持から「電動パーキングブレーキ(EPB)」の機械的締結へと切り替わる二重の安全制御が組み込まれています。