宝石級に育てる!失敗ゼロのミョウバン結晶の作り方と巨大化の秘訣
巨大結晶の骨格となる「種結晶」の選定は、最終的な結晶のプロポーションを決定づける極めてシビアな工程です。浅い平皿(シャーレやガラス製の浅皿)に、ろ過を終えた約40℃の飽和水溶液を深さ5mm程度注ぎ、ホコリが入らないようティッシュをふわりとかけて一晩静置します。
翌朝には底面に無数の小さな結晶が生まれています。ここで行うべき種結晶の作り方と選び方の基準は、以下の3点です。
- 単結晶であること:複数の結晶が重なり合ったり、歪に連結した「双晶」は除外する。
- 欠けや歪みがないこと:角がシャープに尖り、平らな面がはっきりと確認できるものを選ぶ。
- 高い透明度:内部に気泡や白濁の筋が入っていない、ガラス玉のように澄んだもの。
ミョウバンが形成する幾何学構造は、結晶軸が直交する立方晶系に属する八面体結晶の仕組みによって成り立っています。上下に2つの四角錐を底面で貼り合わせたようなこの形状は、アルミニウムイオン、カリウムイオン、硫酸イオン、そして水分子が規則正しく格子状に配列することで自己形成されます。種結晶の段階でこの対称性が崩れていると、巨大化させた際に歪みが指数関数的に拡大し、いびつな塊になってしまいます。