胡蝶蘭の花が終わったら捨てるな!プロ直伝の切り方と二度咲き再生術
胡蝶蘭の花がすべて散った、あるいは最後の数輪になった段階で最初に行うべき作業が花茎の切除です。ここで最も重要な選択となるのが、数か月後の再開花を狙う「二度咲き」を目指すのか、それともじっくり体力を蓄えさせて「翌年に立派な花を咲かせる」のかという判断です。
早く次の花を見たい場合は、胡蝶蘭二度咲きの切り方を実践します。花茎をじっくり観察すると、竹のような節が等間隔に並んでいることが確認できます。胡蝶蘭剪定の節の数え方は、株元(根元)から上に向かって数えるのが園芸界の標準ルールです。株元から数えて下から3〜4節目を確認し、その節の約1.5cm〜2cm上を清潔な園芸用ハサミで切断します。節の直前には新しい花芽の成長点(休眠芽)が潜んでおり、ここを残すことで早ければ2〜3か月後には側枝が伸び、再び可愛らしい花房をつけてくれます。
ただし、この二度咲きには明確なリスクが存在します。花を咲かせる行為は植物にとって極めてエネルギーを消耗する重労働です。株に十分な体力がない状態で無理に二度咲きをさせると、株全体の寿命を縮める引き金になりかねません。
株の体力を最優先し、来シーズンに初年度と変わらない豪華な大輪を咲かせたい場合は、胡蝶蘭花茎を切る位置を「株元から2〜3cm残した根元」に設定します。未練を残さず根元からバッサリ切り落とすことで、花へ向かっていた養分がすべて新しい葉や根の育成へと振り向けられ、翌年に向けて驚くほど強靭な株へと仕上がります。