世界一大きいコウモリの真相!翼開長1.7Mと人を襲う噂の実態
Q1:フィリピンオオコウモリは本当に人間ほどの身長があるのですか?
A1:いいえ、人間ほどの身長はありません。実際の体長(頭からお尻まで)は約30〜40cm程度です。ネット上で人間サイズに見える写真は、被写体をカメラの極端な手前に置き、背景の家屋や人物を遠くに配した「強制遠近法」という遠近の錯視を利用した撮影トリックによるものです。
Q2:フィリピンオオコウモリは人を襲って血を吸うことはありますか?
A2:絶対にありません。彼らはイチジクや花粉、花の蜜を主食とする完全な植物食(フルーツコウモリ)です。人間を襲う理由も、血を吸う器官も持ち合わせておらず、性格も極めて臆病でおとなしい動物です。
Q3:日本国内の動物園でカンムリオオコウモリを見ることはできますか?
A3:現在、日本国内の動物園や水族館でカンムリオオコウモリを飼育・展示している施設はありません。絶滅危惧種に指定されており国際取引が厳重に制限されているためです。近縁の大型種であれば、多摩動物公園などでインドオオコウモリを観察することができます。
Q4:沖縄で見かける大きなコウモリも世界最大種と同じ仲間ですか?
A4:同じ「オオコウモリ科」に属する近縁種ですが、別種です。沖縄に生息しているのは「クビワオオコウモリ」の亜種(オリイオオコウモリなど)で、翼開長は約80cm〜1m、体重400〜600g程度の中型種です。世界最大のカンムリオオコウモリよりは一回り小さいですが、本土のアブラコウモリに比べると圧倒的に巨大です。
Q5:もし旅行先などで巨大なオオコウモリに遭遇した場合、狂犬病の危険はありますか?
A5:コウモリ全般はリッサウイルスやニパウイルスなどの重篤な人獣共通感染症の宿主となる可能性があります。温厚な性格のため向こうから襲ってくることはありませんが、落ちている個体を素手で拾い上げたり、威嚇されて噛まれたり引っ掻かれたりした場合は感染リスクが生じます。絶対に素手で触らず、適度な距離を保って観察してください。