縮毛矯正とカラーの順番はどっち?同日施術の罠と失敗しない期間の真相
美容室選びの失敗や、無理な同時施術を強行した結果として最も恐れられているのが、いわゆる「ビビリ毛」と呼ばれる現象です。毛髪が極限までダメージを受け、縮れ麺のようにチリチリ・ゴワゴワになり、濡れるとテングサのようにヘナヘナに伸びて千切れてしまう状態を指します。
ネットの相談窓口やSNS上には、切実な被害報告が後を絶ちません。
「朝の時短のために、有名な大型サロンで縮毛矯正とアッシュ系フルカラーを同時にオーダーしました。仕上がった直後はコーティング剤で艶々に見えていたのに、2日後に自宅でシャンプーした瞬間、手触りが一変。毛先5センチがまるでスチールウールのようにチリチリになり、ブラシすら通りません。泣く泣く鎖骨下まであった髪をショートボブに切ることになりました」(20代後半・会社員女性の手記より)
「他店で縮毛矯正をした3日後、待ちきれずに別の格安カラー専門店へ行き、明るいトーンへトーンアップを依頼。担当者に矯正の履歴を正確に伝えていなかったせいか、薬剤を流した時点で髪がテロテロに溶けかけていました。毎日ドライヤーをするたびに髪が千切れて洗面台に散乱しています」(30代前半・主婦の相談事例)
こうしたトラブルの根底にあるのは、「オーバータイム(過度な還元・軟化)」と「毛髪診断の共有不足」です。特に縮毛矯正専門サロンや技術力に定評のある個人店ではなく、回転率を重視する格安チェーン店で複数人のスタッフが入れ代わり立ち代わり施術を担当した場合、毛先の微細なダメージレベルの見極めが狂い、ビビリ毛へと転落するケースが目立ちます。
さらに危険極まりないのが、「縮毛矯正とブリーチの併用」です。ブリーチは毛髪内部のメラニンを破壊するだけでなく、タンパク質結合そのものを分解します。ブリーチ履歴のある毛髪に一般的なアルカリ縮毛矯正を塗布すると、還元剤の浸透スピードに耐えきれず毛髪が溶解するリスクが跳ね上がります。業界内でも「縮毛矯正毛への全頭ブリーチ」および「ブリーチ毛へのアルカリ縮毛矯正」は原則としてタブー視されています。