ペンドルトンのタグ年代判別法!40〜90年代の見分け方と価値の真相
手元の古着がどの時代に生産されたものなのかを探る際、まず確認すべきチェックポイントが3つ存在します。ヴィンテージバイヤーが店頭で真贋や年代を査定する際、真っ先に視線を走らせるのが「ウールマークの有無」「洗濯表示(ケア表示)の有無」「アメリカ製(MADE IN USA)表記の位置」です。
第1の基準はペンドルトン ウールマーク 有無です。毛糸の束を模した世界共通の認証マーク「ウールマーク(Woolmark)」は、国際羊毛事務局(IWS)によって1964年に制定されました。したがって、タグ内にウールマークが描かれていない個体は、基本的に1964年以前(1940年代〜1960年代初頭)に製造された確固たる証拠となります。このマークがタグの左下や中央に鎮座しているか否かだけで、半世紀以上前の一着かどうかが瞬時に分かれます。
第2の基準は、タグ内またはタグ裏に記されたケア方法(洗濯・クリーニング表示)の存在です。アメリカ連邦貿易委員会(FTC)が衣類へのケアラベル貼付を義務付けた通称「ケアラベリングルール」が施行されたのは1971年のこと。これにより、「DRY CLEAN ONLY」などの文言がタグ下部や副資材タグに追加された個体は、1970年代以降のプロダクトであると確定できます。
第3の基準が「MADE IN USA」の表記ルールです。アメリカ国内生産を誇りとしてきたペンドルトンですが、1984年の関税法・繊維製品表示法改正に伴い、原産国表示が厳格化されました。タグの最下部に独立してはっきりと「MADE IN USA」と大文字で記されるようになったのは1980年代以降の特徴であり、これら3つのポイントを掛け合わせることで、初心者でも迷うことなく大まかな年代を絞り込めます。