側頭部はどこ?こめかみとの違いやズキズキ痛む原因・ケア法を解説

側頭部はどこ?こめかみとの違いやズキズキ痛む原因・ケア法を解説とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

SNSや医療健康相談掲示板では、「夕方になると耳の上が突っ張る」「こめかみを押すと目が覚めるほど痛い」「側頭部に鉛が入っているような違和感がある」といった訴えが絶えません。現場の理学療法士や頭痛外来の医師らの指摘によると、オフィスワーカーのみならず、長時間のスマートフォン利用者に共通して見られる現象が「TCH(Tooth Contacting Habit:歯列接触癖)」です。 通常、人間が安静にしている状態では、上下の歯の間に1〜2ミリメートルの隙間が空いています。ところが画面を凝視して集中しているとき、無意識のうちに上下の歯を軽く触れ合わせ続けたり、強く食いしばったりする人が急増しています。 わずか数グラムの力であっても、数時間にわたって上下の歯が接触し続けると、側頭筋は休む間もなく収縮し続けます。これにより筋線維内の毛細血管が圧迫されて酸欠状態となり、発痛物質(ブラジキニンやプロスタグランジンなど)が蓄積します。「虫歯でもないのに奥歯やこめかみがだるい」「耳の上あたりに熱がこもったような違和感がある」という症状の多くは、この持続的な筋緊張が原因です。 ある健康意識調査のデータでは、デスクワーク主体の就業者約1,200名のうち、64.2%が日常的な頭部側面のコリや疲労感を自覚していると回答しています。日中に自覚がなくても、就寝中の強い歯ぎしりによって朝起きた瞬間から側頭部が重苦しいケースも多く、マウスピースの装着や生活習慣の是正が求められる現場が目立ちます。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。