伊藤詩織氏「嘘」の噂はなぜ出た?裁判判決とデマの真相を徹底検証

伊藤詩織氏「嘘」の噂はなぜ出た?裁判判決とデマの真相を徹底検証について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。

事件の発端から司法判断が確定するまでには、7年以上の歳月が費やされました。まずは双方が法廷で対峙することになった経緯を時系列で振り返ります。

2015年4月、当時TBSのワシントン支局長だった山口敬之氏と伊藤詩織氏が都内の飲食店で会食。その後、ホテル内で性被害を受けたとして伊藤氏が警視庁へ被害届を提出しました。捜査が進められたものの、2016年7月に東京地検は山口氏を嫌疑不十分で不起訴処分とし、検察審査会も不起訴相当の議決を下しました。

事態が大きく動いたのは2017年5月です。伊藤氏が実名と顔を公表して異例の記者会見を開き、司法と捜査プロセスの不透明さを告発。手記『Black Box』の出版や英BBCによるドキュメンタリー報道『Japan's Secret Shame』を通じて、問題は瞬く間に国際的な注目を集めることとなりました。

2019年12月の民事訴訟一審(東京地裁)では、伊藤氏の証言の信用性が高く評価され、山口氏に対して330万円の損害賠償を命じる判決が下されます。続く2026年1月の東京高裁判決では賠償額が約332万円へと見直され、同年7月に最高裁が双方の上告を棄却。これにより、山口氏の不法行為を認定した高裁判決が正式に確定しました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。