無限城三部作の熱狂の中で振り返る――『鬼滅の刃』生存と絶望の系譜、全滅の歴史をたどる
一方で、物語の中盤で急激にその数を減らした「下弦の鬼」たち。彼らの運命は悲惨極まりない。那田蜘蛛山での戦いの後、無惨によって召集された「パワハラ会議」は、今なおファンの間で語り草となっている。無惨の気まぐれと理不尽な怒りによって、大半の下弦の鬼がその場で処刑された。
このエピソードは、現代のブラック企業や過酷な組織構造を想起させるとして、SNSでも大きな話題を呼んだ。実力主義の名の下に行われる非情なリストラ。下弦の鬼たちは、強大な敵というよりも、組織の犠牲者としての側面が強く描かれている。