プロだけが知るシャツの描き方!シワと立体感が一瞬で変わる極意

プロだけが知るシャツの描き方!シワと立体感が一瞬で変わる極意を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。

シャツを描く際に生じる不自然さの最大の原因は、「シワを模様として暗記して描いていること」にあります。布地には質量があり、人体という凹凸のある立体に覆いかぶさることで、特定の力点が生まれます。プロのアニメーターやイラストレーターが描画時に必ず意識しているのが、服の引っ張りジワ たわみジワを分類して捉える力学の視点です。

布にかかる力は、大きく分けて以下の2系統に集約されます。

  • 引っ張りジワ(テンション):肩先、胸の頂点、肘、ボタンの留め位置など、突起した「支点」から力のかかる方向へ直線的・放射状に伸びる鋭いシワ。
  • たわみジワ(コンプレッション):関節の内側やウエストの絞りなど、布が押し縮められて逃げ場を失った際に生じる、丸みを帯びた重なり。

シャツのシワの描き方における鉄則は、まずキャラクターのポーズから「どこが支点(引っ張られている場所)になっているか」を特定することです。たとえば腕を前方に伸ばした場合、肩甲骨周辺と脇の下が強力な支点となり、そこから肘や胸元に向けて放射状の直線が走ります。この張力線を意識せずに適当な斜め線を入れてしまうと、服の下にある骨格の説得力が一瞬で失われてしまいます。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。