なぜ心を掴む?リラックマやすみっコぐらし人気の秘密を独自取材
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サンエックス株式会社の歴史を語る上で欠かせないのが、1990年代末に空前のブームを巻き起こした「たれぱんだ」だ。ぐにゃりと垂れた独特のフォルムと、どこか投げやりで愛くるしい立ち振る舞い。それまでのファンシー業界に存在した「優等生な可愛さ」という固定観念を根底から覆す革新的な存在だった。
その成功体験は、その後のクリエイティブ方針を大きく決定づける。2003年、デザイナーのコンドウアキ氏によって生み出された「リラックマ」は、OLの部屋に突然居座り始めた着ぐるみのクマという斬新な設定で登場。あくせく働く現代人に対し「ごゆるり」と過ごす大切さを語りかけ、大人世代の共感を一身に集めた。さらに2012年には、デザイナーの横溝友里氏の手により「すみっコぐらし」が誕生する。「部屋の隅っこが落ち着く」という誰もが抱くささやかな心理をモチーフにしたキャラクター群は、子供から大人まで巻き込む爆発的なヒットとなった。