なぜ災害が多発するのか?列島の宿命と地球沸騰化が迫る危機の真相
地震が発生するメカニズムを理解する鍵は、地球の表面を覆う十数枚の硬い岩盤「プレート」の動きにあります。日本列島の地下では、以下の4つの主要プレートが激しく押し合っています。
東から沈み込む「太平洋プレート」、南から潜り込む「フィリピン海プレート」、そして日本列島が乗る「北米プレート」と「ユーラシアプレート」です。海洋プレートが陸のプレートの下へと沈み込む際、境界部分に膨大な歪み(ひずみ)が蓄積されます。この歪みが限界に達して陸側のプレートが跳ね上がる現象が「海溝型地震」であり、東日本大震災や今後懸念される南海トラフ巨大地震がこれに該当します。
一方で、プレートが押し合う強い圧力によって列島内部の地殻が破壊され、ズレが生じる現象が「内陸型(直下型)地震」や活断層による地震です。阪神・淡路大震災や熊本地震、能登半島地震がその代表例です。
さらに、沈み込んだ海洋プレートから絞り出された水分が地下深部で岩石を溶かし、マグマを生成します。このマグマが地表へ噴出する現象が火山噴火の起こる原因です。日本列島に温泉が多く豊かな自然が存在する一方で、激しい火山災害のリスクと隣り合わせなのは、すべてこのプレート運動がもたらす必然的な帰結です。