パリの熱狂を超えて——世界標準へと脱皮を遂げる「走り勝つバスケ」の現在地と、2026年秋に見据える次なる頂
日本代表のエンジンとしてチームを牽引するのは、異次元のスピードと視野を誇るポイントガード陣だ。河村勇輝が見せるピックアンドロールからの緻密なゲームメイクと、一瞬の隙を突くペネトレーションは、海外のトップディフェンダーにとっても脅威であり続けている。
一方、どんな体勢からでもリングを射抜く富永啓生のディープスリーは、相手のディフェンスラインを根底から引き延ばす「グラビティ(引力)」を生み出す。彼ら若きリーダーたちの存在は、後に続くBリーグの若手ガード陣にも強烈な刺激を与えており、代表のバックコート陣はかつてないほどの層の厚さを誇っている。