高知名物1×1=1アイスクリンの真相!由来と買える店をプロが徹底解説
全国的な知名度が高まる一方で、ネット上ではアイスクリンに関するいくつかの誤解や混同も見受けられます。正確な知識を持っておくことで、より深くその価値を堪能できます。
誤解①:「アイスクリンは高知県だけの独自スイーツである」
真相:アイスクリンという名称自体は、明治時代に日本で初めてアイスクリームが製造・販売された当時の呼び名「あいすくりん」に由来します。横浜の発祥後、全国に広まりましたが、大正・昭和期に乳製品の工業化が進むにつれ、乳脂肪分の高い「近代的なアイスクリーム」へと各社が舵を切りました。その中で、高知県や沖縄県など一部の温暖な地域においてのみ、気候や食文化と合致したため独自のソウルフードとして生き残ったという歴史的経緯があります。
誤解②:「バナナが入っているからバナナ味なのか?」
真相:伝統的なアイスクリン(白)の原材料名を見ても「バナナ果肉」は入っていません。あの懐かしい芳香は、創業期から受け継がれている微量のバナナ香料による演出です。大正から昭和初期にかけてバナナは庶民にとって最高級のフルーツであり、憧れの味を届けるための職人の創意工夫でした。なお、現在では高知特産の柑橘を使用した「ゆず」「文旦(ぶんたん)」や、抹茶、チョコ、ストロベリーなど多彩なフレーバーも開発されています。