戦国ロワイヤル終了の真相と現在|モバゲー黄金期を支えた名作の軌跡
なぜ、圧倒的な人気を誇った『戦国ロワイヤル』はわずか4年余りで幕を下ろすことになったのでしょうか。配信終了に至る経緯と、当時の業界構造の変化を振り返ると、3つの決定的な要因が浮かび上がります。
第1の要因は、ハードウェアの急速なスマートフォンシフトです。ガラケーのテンキーで軽快に操作する「ポチポチゲー」の設計思想は、タッチパネル操作を前提とするスマートフォンへの最適化において大きな壁にぶつかりました。ブラウザベースの簡易なUI(ユーザーインターフェース)は、美麗な3Dグラフィックや滑らかなアニメーションを売りにするネイティブアプリの台頭によって、急速に見劣りするようになったのです。
第2に、2012年以降に巻き起こったゲーム市場の構造変化が挙げられます。『パズル&ドラゴンズ』や『モンスターストライク』といった本格的なゲーム性を備えたアプリが台頭し、ユーザーの可処分時間の奪い合いが激化。DeNAも開発リソースをスマートフォン専用のネイティブアプリ開発へと大きく舵を切る必要に迫られました。
2014年6月に発表された公式告知では「サービスの維持・向上が困難になった」という旨が伝えられ、プレイヤーコミュニティには激震が走りました。当時のネット掲示板やSNSでは、「青春が終わった」「仲間との同盟チャットが消えるのが一番つらい」といった惜別の声が溢れ返る事態となったのです。